【本当は誰にも教えたくない】マレーシアでコミック技術を学べるお得な絵画教室があった!

マレーシアとアート

 

 

先日、Malaysia Cartoon & Comic House へ行って来ました。
(マレーシア・カートゥーン&コミックハウス)

 

マレーシアでコミックイラストが見れる個性的なアート施設を発見!その名もカートゥーン&コミックハウス!

 

ギャラリー主のイラストレーターさんが
ギャラリー内を紹介してくれて

その時、自分が絵描きであることを伝えると

話が盛り上がり、色々と自分の作品を出して来て
見せてくれました。
素晴らしい作品の数々です。

リアルからコミック調まで
色んな絵柄を描ける多彩な人たちで
現役のイラストレーターさんです。

ひとりはTAZIDI(タジディ)さんという
おじさまイラストレーター

1980年代から絵を描いていて
1987年にはプロとして活動し
40年近く絵を描いている人です

 

もうひとりはPAUH(パウ)さんという
イラストレーターさん
パウさんも雑誌のイラストのお仕事をされている方です。

パウという名前はニックネームで
マンゴーという意味の言葉らしいです 笑
かわいい名前ですね

 

2人とも見た目が似ているので親子??と
思いましたが、親子ではないそうで。

そんな2人とアートの話で盛り上がっていました

そのうち、ギャラリーに貼ってあった
イラスト教室のことが気になり、概要を聞いてみました。

人柄のいい、素敵な2人なのでどんな教室をやっているのか
興味が湧いたのです。

 

BASIC CARTOON DRAWING CLASS

月に4回(週に1回ペース)

毎週土曜・日曜のどちらかで参加可

午後3時〜5時までの2時間レッスン

ベーシックカートゥーンクラス(このベーシッククラスのみ)

 

レッスン料

月4回で100RM(約2656円!)

 

レッスン内容

コミックイラストの基本的な描き方
人物画・肖像画の書き方など

 

年齢層

子どもから大人まで、といった感じで

現在は4歳〜46歳くらいまでの方がいらっしゃるようです。

絵の初心者の方もいれば、アート関連経験者もいるようで
幅広い感じですね。

46歳の方は
アニメーターさんらしく、お会いしてみたいものです。

 

持ち物は特に必要なし

鉛筆も紙も消しゴムも、なんでも教室にあるので
持って来る画材などはなにもありません。

身ひとつでOK!との事

 

 

画材提供してくれて、2時間レッスン
月4回も受けれて

たったの100RM!!(約2656円)!!!
安過ぎ!!!素晴らしい金額です!

こんな習い事は
なかなか見つけられるものではありません 笑

(絵を描いてレッスン内容を教えてくれました)

 

なんなら、このギャラリーの存在自体を
普通の人では見つけられないと思います

ちょっと内緒にしておきたいレベルの内容ですが、、 笑

今後、色んな人が絵を描く楽しさを
ここで知っていけるのなら、とご紹介します*

 

先生たちの人柄に惚れて通う事にした

 

アート話で盛り上がっていたら、
作品を見せてくれたり、絵を描き始めた2人。

喋りながらも2人は紙を出し
さらさらっと絵を描いていく。

その姿ではとても自然体でいて、
描かれた絵は
いきいきとしているのを感じました。

そんな2人をみて、

絵を描くの、楽しい?
楽しんでる??と聞いてみると

もちろん、描くのは楽しいよ!
絵って楽しいものだよね、と声を揃えて言いました

 

キミは絵を描くの楽しくないの?と当然聞かれ

 

絵は描けるけど、全然楽しいという気持ちじゃない
スランプだよ、と伝えました。

なんで?絵を描くことはイマジネーションを
感じて生み出す喜びがあるのに
なぜ描くプレッシャーや苦しみを感じているの?と

わたしにも分からない
でも、もう楽しくないんだ。スランプなの。と伝えると

 

絵を描く紙を出して来ました。

 

 

ほら、なにか描いてごらんよ。と

なんでもいいから、描いてごらん、と

そう言った2人と話しながら、ラクガキをしていて

ふと思いました。

 

ここの絵画教室に通ってみたいな、と。

 

技術は自分の作風とは別ジャンルのものだけど

「絵を楽しく描く」をいうことをこの人たちから

教えてもらえるんじゃないかな、と思ったのでした。

 

それに、外国で絵を学ぶというのは

外国の人たちの感覚などを教えてもらえるから
絶対的に自分の表現の幅が広がると思いました。

昔イタリアに油絵を学びにいったときも
どうせなら外国で習ってみたい、と工房に入ったのでした。

 

絵のスキルだけじゃなく、大切なことも学べそう

 

絵画教室の内容を聞いているときに

わたしが絵描きという事を踏まえたうえで、こういった話をしてくれました。

 

キミはすでに10点満点だ。
(キミの持っている能力やスキル)

すでに完璧なんだけど、これから教室に通って
新しいスキルを身につけることになる。

 

すでに10点満点のキミの内容が

5(すでに持っているキミの能力)プラス
5(これから身につける新しいスキル)=10点満点という形に
これから変わっていくよ

スランプ(苦しさ)も新しいスキルをつけることによって
変わってくる。

ゆっくり描くだけじゃない、スピード感を持って絵を
描くことを覚えるんだ

 

消しゴムなんて使わせないよ
感覚で線を引いていくことに慣れていくこと
それも教えるからね、と

 

他にも、46歳のアニメーターの人の話もしれくれました。

彼はアニメーターだから線をなぞることはできる。

線をなぞって動きをつける事ができる。

でも、「彼自身の絵」がない。

「自分のアート、創造して描く絵」を描くことができない。

だからうちに通って自分自身の絵や、キャラクターを描けるようにここに通っているんだ、と教えてくれました。

 

 

ギャラリーを出る最後に、こんな事も言ってくれました

これから、練習・練習、だよ
どんどん絵を描いていってね

うーーーん、、、
でも絵、描くの楽しくないよ

絵を描くのが楽しくなくても
それでも練習するのね??と聞くと

 

絵が描くのが楽しくないのは
これから変わるから大丈夫だよ

 

「 絵が描くのが楽しくない 」ということも
僕がちゃんとフォローしていくから大丈夫だよ、と
タジディが言ってくれました。

 

絵を描くことだけでなく、
絵を描くときの気持ちやマインドまで
ちゃんと見てくれている人たちだな、と思いました。

 

こんな人たちのもとで、
ましてや外国の人たちのアートの感覚を取り入れることができる。

マレーシアの地で
絵のスキルを学べるというのはとっても良い経験になると思いました。

 

これから新しいスキルを身につける、
楽しい絵の教室がはじまりそうです。