以前の記事で、マレーシアに一風変わったアート施設を見つけたので
遊びにいってみました。
そこで、イラストレーターの2人の人柄に惹かれ
お絵かき教室に通ってみることにしました
週1・月4回
土・日曜の15時〜17時に開催
(土曜か日曜、来れる曜日で参加可能)
レッスン料1ヶ月・4回分で100RM
ただし、初回の1回のみ
登録と画材使用料の30RMが加算されるので
初回のみ130RM
それ以外は月100RMのみ
対象年齢:いくつでも 笑
4歳〜46歳まで通う絵画教室
プロもアマも関係ありません
楽しく絵を描きたい、その気持ちでOK
すでに2回通ってみたので、早速レビューしてみたいと思います。
この記事のもくじ
現地の絵画教室でどんなことを教えてもらえるの?
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6495-1024x768.jpg)
ベーシックコミックイラストのクラスです
教える得意な分野としては、
コミカルなイラストと似顔絵の描き方。
カリキュラムはざっくりと分かれている感じで
あとは自分がなにを知りたいのか、学びたいのか伝えれば
それに対して経験豊富な現役イラストレーターさんが
教えてくれる、といった感じです。
- コミックイラスト(スポンジボブ的なコミカルな絵)
- マンガイラスト (コマ割りされているモノ・日本風な絵柄の絵)
- カリカチュア (個性が誇張された、ユニークな似顔絵)
- ポートイレイト (カリカチュアよりリアルに描いた似顔絵)
基本的な部分としては
鉛筆やペン、各画材の使い方
スピード感を持って線をひいて絵を描く
紙の中に上手に絵を配置するサイズ感のコト、、etc…..
4歳からでも通えるので、絵の初心者の方でも
気軽に通って、基本から教えてもらえます。
ここの教室は絵の具などを使う絵画教室ではなく
鉛筆やペンを使った、イラストに特化した教室です。
どんな先生たちが教えてくれるの?
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6487-1024x768.jpg)
とってもステキな現役イラストレーターの2人が教えてくれます
TADIZI (タジディ)
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6490-1024x768.jpg)
(写真左のおじさまがタジディ)
タジディは1980年から絵を描き始めていて、
1987年にはプロとしてマガジンの絵を描いたりしている
現在も活躍しているベテランイラストレーター
とても優しいお父さん、といった感じ 笑
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6453-1024x768.jpg)
こんな絵やコミカルな絵まで幅広い技術を持っています
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6458-1024x768.jpg)
PAUH (パウ)
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6482-1024x768.jpg)
パウ = マンゴーという言葉の意味だそうです
かわいいニックネームでほっこりします
パウも現役のイラストレーターで、
雑誌のお仕事などをしているそうです。
おだやかで、頼りになるお兄さんといった感じ
わたしのこともササッと描いてプレゼントしてくれました。
それ以外にも、似顔絵の技術は一級品です、うつくしいーー
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2019/12/IMG_6470-1024x768.jpg)
2人とも、リアルな絵から、コミカルな絵まで
幅広い絵を描くコトができます。
そして、おだやかでまったりとしている
優しいひとたちです
何より、絵を描くことを楽しんでいます。
一緒にいて落ち着く雰囲気の人たち。
英語も噛み砕いてやさしく伝えてくれるし
こちらが英語話せなくても
なにを言いたいのかちゃんと待ってくれて
話を聞いてくれます。
絵画教室に実際に通ってみた
さて、前置きが長くなってしまいましたが
早速行ける曜日、ということで土曜日に行ってみました。
中に入ると子供たちが席に座って
もくもくと絵を描いていました。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7183-1024x768.jpg)
とっても小さい子もいて
無心で絵を描いていました。
それぞれのレベルに合わせて違う内容の絵を描いています。
画材や紙も提供してくれます。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7060-2-1024x768.jpg)
レッスン1回目はなにを教えてもらったの?
わたしの場合は似顔絵、人の描き方を習いました。
雑誌の男性の顔を個性を捉えて描いてみよう、と。
イメージ画が多いので、似顔絵は得意ではなかったけど
人の顔のカタチの基本から教えてくれました。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7061-1-1024x768.jpg)
(ちなみに学びたい内容や、絵の経験値で習うことの内容は
違ってくると思います、流れはあくまでも参考として)
最初、そのまま見て描いていたら
それはポートレイト(ただの似顔絵)だよ
カリカチュアは個性を誇張して描くものだよ、と教えてくれました。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7065-1-1024x768.jpg)
四角い顔・丸い顔・マンゴー型の顔などなど
基本のカタチをもとに、似顔絵を書き進めます
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7066-1-1024x768.jpg)
(タジディのお手本。右から:ポートレイト風、コミック風、コミカル調)
それ以外には、自信を持って線を引くことや
紙の中に絵をどうバランスよく配置するかも教えてくれます
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7069-1-1024x768.jpg)
見て覚える、見て盗む、がキホン
ひとつひとつ、手にとって教えてくれる、というよりは
ササッと描きながら教えてくれるので、それを見ながら
描いて試してみる、といった感じです
なにかテキストを見ながらの教え方ではなく
タジディやパウが必要だと思うことを
その都度教えてくれる感じ。
まわりの子供たちにもお題は与えるけど、
基本は自由に描かせて、その後アドバイスをしている感じ
とってもいい刺激になる
まず、英語のやりとりになるので
英語の勉強にもなる(一石二鳥!)
身を机に乗り出して、無心で描く子供たちの姿を見ると
絵を描くことの初心を思い出させてくれます。
海外の絵のセンス・エッセンスが身につく
日本ではあまり見ない絵柄の絵を彼らは描きます
「 いかにも海外っぽい絵 」ってヤツを。
日本ではなかなか触れないセンスの絵なので
教えてもらうことによって絵の幅が広がります
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_6456-1024x768.jpg)
レッスン2回目はどんなことを教えてもらった?
わたしは女性の描き方には慣れているけど
メンズの描き方はそこまで得意ではない感じ。
なので、タジディにリクエストをして
メンズの描き方を教えてもらいました。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7196-1024x768.jpg)
リアルなポートレイト風・コミカル風などなど
メンズの顔の特徴の捉え方を教えてくれました。
前回は鉛筆とマジックだったけど、
今回はチャコペンシル=木炭のペンシルのレクチャーもしてくれました。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7197-768x1024.jpg)
それ以外にもわたしは絵描きなので
自分のアートでなにを表現したいのか話をしたら
真剣に話を聞いてくれて
アドバイスをくれたり、充実した時間を過ごしています。
まわりのこどもたちとも顔見知りになり
絵を描く楽しさを共有しています。
幼い子供達や、初心者は簡単な顔のカタチの
描き方を習っていました。
![](https://caoruart.jp/wp-content/uploads/2020/01/IMG_7072-1-1024x768.jpg)
(子どもたちの絵が超可愛すぎる、、、!悶絶。そしてとっても上手。)
男の子はヒーローの体格の描き方など
ある子は、少女漫画のストーリー作成から
絵コンテを描いて、コマ割りした作画を描いていたり
その人そのひとによって、
描きたいもの・学びたいことを教えてもらっています。
タジディもパウも、その人の描いた絵を
否定したりはしない。
これもいいけど、こうしたらもっといいよ、という教え方なので
絵に自信のない人でも、トライしやすいと思います。
あっという間に2時間が過ぎます*
次回はパウに
「人物画の影の付け方」を教えてもらおうかなと思っています。
教科書に沿ってではなく、自分の学びたいことを
リクエストできるのもいいポイントだと思います
残り2回、思いっきり楽しみたいと思います