【バリスタも認める】インドネシア・アチェ州タケンゴンの高級コピルアクコーヒーを求めて山奥へ

マレーシアからプチ旅行

 

 

マレーシアで知り合ったバリスタの方が
インドネシアの山奥に最高のコーヒーがあるから

探しに行くんだ、ということで、
わたしも旅に連れていってもらいました。

 

マレーシアからインドネシアまで飛行機で1時間半

平日、往復で9千円ほどでいけました。

 

スルタン・イスカンダル・ムダ空港

空港の感じからして、大自然を感じます。

とにかく天気が良くて、昼間は沖縄のようにじりじりくる日差しでした。

 

アチェ州とはどんな場所?治安は?危なくないの?

 

インドネシア、バンダ・アチェ????
初めて聞く地名でした。

調べてみると、
インドネシア、スマトラ島の端っこにある地域。
グーグルマップでみると、なにやら湖の隣がタケンゴンの町

ほぼイスラム教の地域、外務省の危険レベルは1。

ちょっと怖いところなのかな、と思っていました。

 

が、実際には服装を気をつければテロなど怖いことが
あるわけでもなく、のんびりとした田舎の地域でした。

ほぼムスリムの人しかいなく、
空港の入国審査でも数人の観光客しかいませんでしたし
どこへ行っても、

え、外国人がいる、と
視線をめちゃくちゃ感じました 笑

(ただ、わたし達が行った翌週に

スマトラ島の警察署で自爆テロがあったらしく、場合によっては危険)

 

湖のほとりにある町がタケンゴン

 

コーヒーの産地はここ、タケンゴンというところ、

湖が山奥にあることしか分かりません 笑

アチェ州の中、山奥にある、ということがよく分かります。

ぽつんとある湖のところの隣にタケンゴンはあります。

 

どんな服装で行くといい?

 

女性はとにかく露出は避けましょう

色も暗めなほうが無難だと思います。
上着を持っていったほうがいいと思います。

モスクに入る予定はなかったので
それ以外の場所はヒジャブはつけなくても、大丈夫でした。

 

ガソリンスタンドについている、レストランで食事をするとき
上着を車に忘れて、Tシャツのままお店に行ったら
お店中の全員のお客さんが目をまん丸にしてこっちを凝視していました。

 

女性が肌を露出するのには問題があるようで
ちょっと、怖かったな。
すぐに上着を取りに行きました。

 

気をつけること

男女で行く場合には、公衆での距離感は気をつけた方がいいです。

アチェは、シャリア(イスラム法)で、飲酒や婚外交渉などが厳しく

この時代に公開ムチ打ち刑などがまだ残っている地域。

イスラム教ではなく、仏教徒などだったとしても

対象になってしまうこともあるようなので
郷に行っては郷に従え、ですね。

でも、普通にしていたら大丈夫です。

アチェ州からコーヒーの産地タケンゴンへ

 

アチェの市内からコーヒー産地のあるタケンゴンへは
レンタカーで行きました。

 

片道7−8時間くらい。

空港にはレンタカーを借りられる窓口はなかったので、
市内までタクシーで出て、町で借りる必要があります。

 

空港から町までGrabで82000ルピア
空港での強烈なタクシーの呼び込みでも100000ルピア

 

100円くらいしか差額ないので、どっちで
移動してもいいと思います。
空港から市内までは、20−30分くらいでした。

 

途中で津波被害のあった、慰霊碑のある道を通ったりして町へ行きました。

 

どこのレンタカーで借りたのか

RENTAL CAR ACHE レンタルカー アチェ

 

ここで、トヨタのSUVタイプの4WD(MT)を
3日で借りました。

 

3日で9000000ルピア
日本円にして約7000円!超安い

 

(初日昼に借りて、3日目の昼に返しに行ったら
実質2日のレンタルになりますわー、と300000ルピア戻ってきました)

なので、実質600000ルピア、
約4700円で車借りれました
超絶安い。
(ガソリンは2回満タンで入れて5千円くらいでした。)

レンタカー借りる際に、パスポートの原本を
預かると言われましたが、ホテルのチェックインで使うので、と
コピーをとってもらうことにしました。

 

アチェからタケンゴンまでの道のりは遠い

 

空港のあるアチェから山奥のタケンゴンへは
車で7時間。だいぶ距離があります。

 

途中、牛やヤギ、にわとりなどのいる村を通ったり
山道はぐねっていて、わたしは車酔いはするわで
大変な道のり。
運転好きの人なら大丈夫でしょうが、それなりに長い山道。

途中、タケンゴンへの橋が雨で崩れていて、
回り道をして(シンパンティリティという町から迂回)
初日は、昼過ぎから移動して、休憩を何度かはさみ
23時頃タケンゴンのホテル到着。

 

2日目、コーヒー産地のタケンゴンからスタート

 

 

まず山奥なので、夜と朝は冷え込みました。
そして、空気が澄んでいてとてもおいしい。

タケンゴンのコーヒー産地、工場を見てみようと
アポなしでコーヒー農家のエリアに行ってみました。

 

工場のまわりは、こんな感じで他のコーヒー農家さんが

コーヒー豆を日光にあてていました。

 

ここはいろんなところからバイヤーさんがくるようで
日本の店舗のバイヤーも取引相手なんだそう。

あとから調べたら KOPERASI KETIARA という工場だったようです

 

突然の訪問だったため、コーヒーの焙煎などの工程は
見せてもらえませんでしたが、中でコーヒーを
いただきながら、コーヒー豆も購入できました。

バイヤー担当のスタッフさんがおもてなしをしてくれました。

 

自然の風景を前に飲む最高級のコーヒーは
とても美味しかったです。スッと身体に入っていきました。
アロマを感じるとてもステキな一杯でした。

わたしたちは、アポなしでも運良く対応してくれましたが
行かれる際は予約してから行かれることをオススメします。

 

コーヒー農家のエリアをみると、
道にコーヒーを干していたりして、

このタケンゴンという町で最高の
コーヒーが作られているんだなぁと思いました。

 

朝昼は冷えるけど、
昼間は太陽がサンサンと輝く町なんだそうです。

 

コーヒー工場オススメカフェはココ

コーヒー農家で
オススメのカフェはないか聞いてみたところ

HORAS というカフェをおすすめされたので
行ってきました。

HORAS
Gayo Coffeeと書いてあります。

ここでコーヒー豆を買いました。

 

待っている間 KING GAYOコーヒーをいただきました。

 

【バリスタおすすめ】日本で買うと500gで1万円のコピルアク!!

 

わたしはコピルアクを500g購入

日本でこのコーヒーを手に入れようとすると
100gで2000円くらいするくらい価値があるそうです
つまり1万円分の価値のあるコーヒーを買いました

 

コピルアクというコーヒーは
スマトラ島にしかいないジャコウネコが美味しいコーヒーの味を食べて
そのフンから未消化の豆を元に作られるコーヒー豆

ただコーヒー豆を栽培するだけでなく
ジャコウネコがその豆を食べないとできない代物なので
生産できる量が貴重なんだそうです。

一般の人で購入できる
コーヒー豆のトップ3に入る貴重な高級コーヒーなんだそうです。

(コーヒーオークションに入る豆を入れてもトップ5には入るそうで)

コピルアク以外にも5種類くらい
別の豆の種類がありましたが、ブレンドなどもあり
わたしはバリスタおすすめのここでしか手に入らない
コピルアクを購入。

 

写真をみて分かるように
その他の豆も並んでいます。

 

  • KING GAYO
  • LONG BERRY
  • PEA BERRY
  • WASHED KOPI
  • KOPI LUWAK (これがコピルアク)

コーヒーの産地を他にも見に行きましたが
コーヒーの町ではなくなっている場所もあったりしました。

 

あとは湖をドライブしたり、

ビーチ(Pantai Lampuuk)に行って景色を眺めたり、

巨大モスクをみたり

2泊3日の世界最高のコーヒーを求める旅は幕を下ろしました

 

タクシーを探す時間がなく、

このモスクのところから、バイクタクシーに乗り込んで空港まで行きました 笑

 

 

アチェの旅:その他いろいろ

 

物価がめちゃくちゃ安い

ベトナムの物価より安いのではないかと思うような価格

オシャレカフェでふわふわカフェラテと
フード1品頼んで200円とかです。(つまり1品100円くらい)

2泊3日で一応1万円お金を両替して行ったのに
全然お金余りました(ほどんど車に乗っていたからかな)

 

繊細で美しいモスクがそこら中にある

 

ムスリムの街というだけあって、
歩けばモスクに当たる、といった具合にたくさんのモスクを見ました。
片道50以上はモスクをみたと思います。

(多すぎて、逆に写真を撮っていませんでした。。。)

これくらいのはクオリティは当たり前で、デザインが黒だったりミラー調だったり、

ひとつとして同じデザインはなかったです

 

スマトラ島でみたモスクは
マレーシアにあるモスクとクオリティがまったく違います。

マレーシアのモスクはコンクリートでサクッと
形取られた感じがしますが

 

スマトラ島のモスクはデザイン・細工も丁寧で
どこのモスクをみても
愛を込めて建てられた感じがしました。

 

アチェの人たちはやさしくて、笑顔の可愛い人たちだった

チャイニーズすら一人も見ない
ムスリムしかいない町で治安など
ビビっていたわたしですが

逆に向こうからは珍しがられ、声をかけられたり、
ビーチでは女の子たちに声をかけられ
写真一緒に撮って、と芸能人ばりに写真とられまくりました 笑

 

素朴な性格で、みんな笑顔がステキでとっても人懐こい
スマトラ島の人たちでした。

 

インドネシアブランドのコンビニ一択しかないし

マックもスタバもない
ケンタッキー3店舗くらいしかチェーン店をみないほど

 

外部から商業の手が入っていない
現地の人たちの暮らしがよく見える町でした。

 

最高の旅だった

 

バイヤーでもなんでもない
一般人がこの産地へ行くことは到底考えられない
山奥へコーヒーを求めに行ったのはいい思い出。

 

バリスタさんに豆を挽いてもらったので
しばらくは最高級のコーヒーを楽しみたいと思います。

 

山と入道雲、ジャングル
それがスマトラ島の景色の記憶です。

 

インドネシアの景色を少し載せておきます。

 

 

車酔いで山道で休憩したり、

夜にジャングルの中、前も見えないくらいのスコールになり

道に迷ったりしながらも、最高のコーヒーに辿りついた

思い出に残る旅になりました。